修理前
下屋部分が改造されており、妻面は人造石洗い出し仕上げになっていた。

修理後
今回の修理で下屋部分をセットバックさせ、正面2階の壁面を漆喰、側面をささら子下見板張りで仕上げた。

既設瓦の撤去

竹小舞下地

下見板張り

漆喰仕上げ

下屋の鬼瓦

妻面の窓

1階の建て入り調整

2階の建て入り調整

腐朽材の補強

柱の固定

土間に既設の青石（笏谷石）を再利用

腐朽土台の入れ換え

1,2階平面図

立面図

断面図

詳細図

この建物は明治35年に建てられた。主屋は間口3間、奥行き6間半で正面左に通路を持つ平面形式になっており、奥には中庭を介してRC2階建ての建物が建っている。（当時は土蔵）特徴として、２方向道路に面するため出入り口を2ヶ所設けており、下屋を支えるための柱は鋼管製で2本立てている。

施工年：2008年
施工：ミヤワキ建設株式会社